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ライティング、あると安心便利なもの『記者ハンドブック』

「不特定多数の人に読まれる文章だから、正しい言葉づかいが気になる」

今回は「ライティングのとき、あると安心便利なもの」についてです。

基本的に、書くことのプロ(文章を納品するかた)でなければ、それほど言葉選びや、表記の仕方にこだわりすぎなくてもいいかな…と思っています。
ウェブマガジンなどからオファーを受けて記事を書く場合、そこの編集部独自の、統一表記ルールがあったりしますしね。

ご自分のブログやSNSでの発信などでは
お客様への思いやお役立ち情報が、「その人」自身の言葉でイキイキと伝わるのが一番だと思います^^

でも

  • この漢字、どっちが正しいの?
  • かぎかっこって、『』とか「」とか、適当に使ってるけど使い方のルールあるの?
  • 自社の広報担当しているけど、完全に自分の言葉選びが会社の「顔」になってしまうのがプレッシャー
  • 誤字は恥ずかしいし、常識ないと思われたらイヤ〜!
  • ウェブ上の辞典でも意味調べには事足りるけど、いまいちどの表記が合っているのかスッキリしない!

不特定多数に見られる文章なんだから、正しい言葉づかいを知りたい!

という方もいるかもしれませんね。

そんなときに、使えるバイブルがありますよ。

 

『記者ハンドブック』辞書がわりに使えます

それが『記者ハンドブック 新聞用事用語集』
編集しているのは、共同通信社。

▲画像からAmazonにとべます

もともとは、新聞、通信、放送業に携わる人のための表記ガイドブックですが。
「わかりやすく、やさしい文章を書くためのよりどころとなる」ものなので、ライターはもちろん、一般の方にもものすごく「使える」小辞典です。

(辞典といっても、大きさはA5サイズより小さいですよ。厚みは2.5センチほど)

わたしのように、新聞記事を書いたりはしないけど、ブログや告知記事を書いたりすることがある人にとって有用なページは、

  • 正しい送り仮名
  • 用事用語集
  • 誤りやすい語句
  • 差別語、不快語
  • 登録商標と言い換え
  • 略語集
  • 外来語、カタカナ語用例集

というところでしょうか。

「記事の書き方」のページには、5W1Hのほか、もうひとつの「W(Worth 値打ち)」も大事であるとか。
シンプルながら、すべての文章に通じるな~と感じることが書いてあります。

ちなみにわたしは、地元新聞社の系列会社に勤めていたのですが、そこで編集していた地域情報誌も、このハンドブックのルールに基づいて書いていました。

 

お値段は2,000円くらい、書店でも買えます。
言葉も生きていて、数年おきに改編されるので(現在は13版)、わたしはそのつど買い直しています。

 

誰もが発信者の時代、文章の信頼度をアップするために

「別に記者じゃないし、自分には不要そう」と感じる方もいるかと思いますが、これ、読み物としてもおもしろいんですよ~^^

単純に「こんなときはどの漢字を使うのかな?」という辞典としてももちろん使えますし、外来語やカタカナ語の統一表記や、登録商標の言い換えのガイドもあって。
難読地名の一覧などもあり、ひそかにスッキリしたり。

「宅急便とかセロテープって、商標だったんだ!」
「ホッチキスとは書けないけど、ホチキスならいいんだ!」 とか笑
ちょっとした発見、トリビア(←わかるかしら?)も増えます。

たまに、クイズ番組を見ていて、子どもから「この漢字どっちが正しいの?」って聞かれるときも、ハンドブック片手に鼻高々で教えてます。

 

というわけで、もしかしたら国語辞典よりも便利では? と鼻息荒めなわたしです。
誰でも書いて発信したり、販促物をつくる今こそ、社会一般的に通用するスタンダードを知っておくことも必要かなと思います。

言葉は自分の分身です。
日常的に使う標準的な言葉で、わかりやすい文章を書いている=発信する人への信頼度が上がります。

ちょっとだけ言葉に気を配ってあげることで、イメージアップに貢献してくれるので、お手元にあると安心な一冊です。

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