この記事では、伝えるための情報整理「樹のワーク」のやり方を解説しています。
①から順に読んでみてください。
書き出しワーク、取りかかってみられたでしょうか?
ちっとも進まないよ…という方も心配しないでくださいね。
単純そうに見えて、自分と向き合う作業には、労力も、精神力も要します。
どうぞじっくり、です。
さてこのワークは、なぜ樹の形をしているんだろう?と、疑問に感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
実は、文章のご相談をうける中で一番多いお悩みは
「何をどう書いたらいいかわからない」
つまり「伝えどころがわからない」ということなんです。
この原因としては自分の活動やビジネス、商品、サービスについて「全体を十分に俯瞰できていない」からと考えられるんですね。
とくに
●どんな人に対して
●どんな場面のために
自分のサービスは存在しているのか
ここです!
この視点からの掘り下げが足りないと、ぼんやり、ひとりよがりの書き方になってしまったり、逆に売り込みくさくなってしまうんです。
そのためにも、①でお伝えした「伝えるための7つの要素」を整理、自覚しておくことが大事なのですが…
↓ これですよ
●あなたの提供する商品、サービスの形
●あなたの提供する商品、サービスの魅力や価値は
●どんな人/場面が対象か
●その人の悩み、理想、憧れは
●あなたのバックグラウンド
●あなたのビジョン、目指しているもの
●あなたの軸となる思い
これを表形式でまとめただけでは、ハイ終了~!になってしまいます。
この7つの要素がどういう関係性を持ってつながっているか、「イメージとして」頭に入っていないと、文章をおこしていくときに苦戦することが多いのです。
そこでひらめいたのが「樹」の形です。
こんなふうにイメージしてみてくださいね。
あなたは、さまざまな経験と思いを吸い上げて、大きく成長した1本の樹です。
枝の先には、果実が実っています。
その果実(商品・サービス)を、「これはどういう味なんだろう?」とうかがっている鳥さん(お客さまとなる人)がいます。
あなたはそのおいしさをどんなふうに伝えますか?
この関係性のイメージを持つことが「全体像をつかむ」ということなんです。
なんとなく、自分のビジネスが立体的に見えてきませんか?
ビジネスのことを伝える=
お客さまとなる人や必要とされる場面を思いながら、自分が提供できる明るい未来を、信念や愛情とともにお伝えすること、です。
それを考えやすくするのが「樹」の形というわけなのです。
(③へつづく)
