この記事では、伝えるための情報整理「樹のワーク」のやり方を解説しています。
①から順に読んでみてください。
ワークシートの書き出し作業をやってみて、
「思ったより書けない…」
「全体的に白いっっ! 泣」
という方も、あるいはそんなケースもあるかもしれません。
でも、それだからといって、肩を落とさないでくださいね。
このシートは、まんべんなく埋められたからマル、ということではないのです。
②でも触れましたが、このワークは自分のビジネスの全体像を把握するためのもの。
大切なのは「どこが空白域なのか」把握することです。
おそらくそこが、自覚していないこと、追求したことがないこと、決めきれずに迷ってきたこと。
掘り下げるポイントであり、逆に「のびしろ」です。
未来が広がっているスペースと考えましょう。
その部分は焦らずに、今から検証したり試行錯誤したりして、固めていけばいいんです。
その空白域が満ちたときには、伝えるための筋力、説得力が増しているはずです。
逆に…
「自分の本当の気持ちに気づいてしまった」
「実はやりたいことではなかった…」
そんな気づきのある方もいらっしゃると思います。
とくに女性で、個人でお仕事をされている方は、「価値観」や「ライフスタイル」がそのままお仕事のスタイルに反映される傾向にあります。
今のうち、本当の気持ちに気づいたのなら、それはラッキーなことだととらえていただきたいのです。
実はこのワーク。
「ビジネスの伝えどころを整理する」ことを目的とはしていますが、それまでの人生の振り返りも自然と行われるため、「生き方」の輪郭を考え直すきっかけにもなるようなんです。
もし書き出したものに違和感があって、ほかの未来を感じたのなら。
違う方向へ舵をきることも選択肢のひとつです。
このワークを境に、起業をやめて、本心にフィットする形のお仕事に就き直した方もいます。
(もちろん、ビジネスはビジネスとして、今の「樹」を大事に育てる選択だっていいと思います)
「自分の価値観に合った生き方をする」
起業やご活動の原点には、もともとそんな思いがあるはずですから。
このワークを通しての、あらゆる気づきを大事にしていただくこと。
わたしとしては、それが一番嬉しいことであり、作った意義を感じる点でもあるのです。
(④へつづく)
