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求められているリアルは「意外」なことだったりする。

ちょっとした衝撃だったミニ勉強会

1年前になりますが、「書く・伝えるためのヒントが見つかるミニ勉強会」というのを定期的に開催していました。
(時期を見て、若干違うかたちで再開しようかと思います〜)

初回は5名で開催。
テーマは、ライティングの視点に立った「ウマイ!チラシの内容構成」についてでした。

ミニ講義のあとは、お茶を飲みつつ、交流もかねたシェア&質問タイム。
メンバーは、ほぼ個人ビジネスをされている女性たちでしたが、その中に産休中の美容師さんがいらっしゃいました。
「いつか自分のお店を持つのが夢なんです」とのことでご参加くださり、その方がほかの方々にニコニコとたずねたのです。

「みなさんだったら、美容室にどんなことを求めますか?
今後の参考にしたいのでご意見伺いたいです!」

その結果が… ちょっとした衝撃だったんです。

美容室にカット技術は求めない??

参加者さんの年齢層は30〜60代。
既婚者、お子さんあり、みな何かしらのお仕事をしている女性たちです。

「やっぱりパーマ、カットが上手じゃないとね」
「通いやすい適当なお値段だと助かるね」

…なんていう発言を予想していたのですが、全然違ったんです!

・カット、パーマの技術はそれほど気にしない
・流行を追っているわけではない
・予約なしで入れるところがいい
・雑誌や本、インテリアの好みが近いところがいい
・美容師さんとのおしゃべりがいい
・逆に話しかけられるのがいや、心地よい距離を保ってくれるところがいい

お店のセレクトに関して、技術面や価格面が最重事項という方はほとんどいなかったんです。
なんなら、「何回か通って慣れてくると、話しかけられるようになっちゃうから、そうなるとお店変えるんだよね」という方も!

ええ〜〜〜〜っ!?

これには一同びっくり!

「個の時間の充実感」こそが求められている「リアル」

振り返ると、この5名が特別だったわけではないと思うんですね。

・30〜60代の女性
・既婚者
・お子さんあり
・何かしらのお仕事をしている

あくまで、あの場でピックアップされた5名の間でのことにはなりますが、美容室に求めるものは、パーマをかけたりカットしてもらうといった「形」ではないということが示唆されたわけです。

それよりも、

・リラックスできる
・気分転換できる
・日常を忘れられる
・手をかけてもらえる期待感や気持ちよさ
・ひとり時間を満喫する
・無になる

「個」の時間を満喫できるサードプレイスであることを求めている、そんなリアルが見えたんです。

すなわち。

(もし、メインのお客様像がこのときの5人に近い属性をもつのであれば)

お客様にはこのあたりの要素を厚めに伝えること、訴求することが必要なんじゃないかな?
ここが「伝えどころ」の重点、ヒントなんじゃない?と、盛り上がりました。

予想外の反応に、かの美容師さんもびっくりされていましたが、同時に手ごたえも感じられたようで「おもしろかったです!」と興奮気味に感想をくださいました。

 

この日の会は、じつにいろいろな示唆に富んでいました。
そう、自分の提供しようとしているものが、必ずしもお客様にとって重要視されていなかったり。
逆に「えっ?こんなものが?」と思うような中に、求められているものが存在したり。

「自分のサービスの本質とは?」
「リアルに必要とされているものは?」
つねにこれを問わなければならない、ということです。
ここが抜け落ちてしまったら、ひとりよがりで自己満足の独り相撲になってしまうかもしれません。

そしてこれは、自分の頭だけで考えても出てはこないこと。

できるかぎり、お客様のリアルな声、ご意見を真摯にひろっていくことが「伝える」精度を高め、商品づくりや販売力アップのための骨格となります。
まず「お客様を知ること」。
これは集客の基本でもあるようですが、書く・伝えるための出発点もここにあります。

 

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