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書き出しワーク、書いただけで終わっていませんか?

書き出しワークの「書いて終わる」ジレンマ

いろんな起業セミナー、創業機運を高めるセミナーで、自分のことを「書き出すワーク」というのがあると思います。
・自分の夢は?
・自分がワクワクすることは?
・今日から具体的にどんなことをする?
とか、そんな感じのことをフセンに書いたり、A4用紙に書き出していったりする作業ですね。
経験のある方も多いと思います。
わたしも何度も経験していますが、あれ、けっこう濃いぃ作業ですよねw

書き出す、アウトプットして可視化する、という作業自体は必要なことです。
自分の気持ちや方向性がどこにあるかがわかっていないと、他者には伝わりませんから。

で、書いたり発信したり、PRしていくときも、わたしも似たような項目のアウトプットをまず第一に行います。

▼こちらの記事もぜひお読みください▼

書けない時の対処法 「書けない」理由は、いきなり〇〇〇としているから

が!

書く作業をしていくときは、このへんの項目をただ書き出すだけでは不十分だと思っています。
せっかく伝えるべき核となる内容のアウトプットをしたのに、その先、文章として形をなさない。
数時間かけてただ書いて終わり… どうやって文章に盛り込んでいったらいいの?
実際、こんな気持ちでいる方がとっても多いと思うんです。

そのジレンマや腑に落ちなさをなんとかしたい。
わたしが「樹のワーク」を作った理由もここにあります。

クライアントさまがラクに書けるようになる書き出しシート

わたしがいつも伝えている、ビジネスを伝えるために整理しておくべき「7つの要素」があるのですが…

せっかくアウトプットした文章の材料。
めいっぱいか条書きにした、熱い思い。
ただ文章の要素を並べただけでは確かに意味をなさない状態です。
「どう文章にしたらいいかわからない」というのは、この状態なんですね。

文章というのは、要素同士の関係性や順番で成り立っています。
一文ずつが集合して、流れを形作ったものが「文章」と言えるかもしれません。
横一列のか条書き状態で終わっていては、その要素同士がどうつながりあっているのかが、立体的にみえにくいのです。

では、その要素同士のつながりがわかりやすくみえたらどうでしょうか?
そこで、クライアントさまの発信や書く作業がラクになれば、考えやすくなればと思い作成したのが、書き込み式「樹のワーク」なんです。
せっかく時間をとって書き出しするのですから、わかりやすいことが第一!!
イラストも交えて、それぞれの要素の関係性がわかるように図解しています。

試しに、同じ「7つの要素」をよくある形の書き出しシートを作って、比較してみました。

どうでしょうか?
左のシートよりも、右のシートのほうが、どんなお客様に向けて、どんなことを伝えていったらいいのか。
その際に、自分の中にあるこんな「資源」を伝えたら説得力が増すのね!と、直感的におわかりいただけるのではないでしょうか?
(※色分けにも実は意味をもたせています)

実際、自分のコンサルやヒアリングでもこのシートを使っていますが、必要なことを整理するときのスッキリ度もスピードも違いますし、強さのある言葉が引き出せるようになったと感じています。

書き出しシートを壁に貼って「つねに」可視化する

書き出しワークの、書き出して終わってしまう無念さ。。。
これも避けたいので、このシートは書き出したら「壁に貼ってください」とお願いしています。
アウトプットしたら、今度はそれを見ながら要素同士の関係をインプットします。
そのために、最初にA3用紙に拡大コピーしてから利用くださるようにお願いしています。
(わたしはA3でも小さく感じていて、模造紙サイズでやりたいくらいです^^;)

そうすると、文章の意図や流れを意識できるようになっていきます。
ブログやホームページ、SNSのほか、プロフィール文やプレスリリース、パンフレットなどの紙もの販促ツール…
それぞれを組み合わせて発信、PRしていくときも、どの部分の要素に重点をおいて伝えていけばいいのかわかるようになります。
(これは講座やパーソナルコーチでお伝えしています)

一度の書き出しワークを徹底的にムダにしない! 活かしつくす!!
「おたすけライティング」の書き出しワークは、最大限役に立つものでありたいなと思っています。

 

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