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【事例解説】ホームページのつくり方⑦ページ別 文章の書き方・まとめ方のコツ

【事例解説】ホームページのつくり方 ①ホームページの必要性って? 【事例解説】ホームページのつくり方 ②事業や活動の全体像を整理する 【事例解説】ホームページのつくり方 ③ホームページ作成サービスを選ぶ前に 【事例解説】ホームページのつくり方 ④グーペ<Goope>を使って 【事例解説】ホームページのつくり方 ⑤ページ構成をしてつくりこむ 【事例解説】ホームページのつくり方⑥文章を書くときに意識したいこと

↑ この記事は、こちらの記事の続きです ↑

 

ホームページの多くは、複数のページで構成されています。

まさに「ホーム」となるトップページ、プロフィール、メニュー、店舗情報、お問い合わせフォームなど…

それぞれページごとに、伝える内容や重点、目的が微妙に異なります。

このことをふまえたうえで、核となる「プロフィール」「メニュー(商品・サービス)ページ」について、ざっくり文章のまとめ方のポイントを記しておきたいと思います。

 

「プロフィール」ページで意識したいこと

プロフィール文では、経歴以上に、「どうしてこの仕事や活動をしようと思ったのか」という信条や人柄を、ていねいに伝えます。

職歴、学歴、受賞歴、保有資格の羅列のみ…

という方もいらっしゃいますが、これではもったいないんですね。

(逆に、そもそも実績はこれから、ということもあるかもしれません)

華々しい経歴は、「スゴイ人」という印象を抱いてもらえますが、そのジャンルの専門外の人には響かなかったり、心理的距離を感じさせてしまったりということもあります。

「どんな人に読んでもらいたいのか」をイメージしながら、何をピックアップするのかバランスを考えるとよいと思います。

 

話は戻りますが、プロフィール文では、将来のお客様となる方に、自分との共通点や、共感、希望を抱いていただけることが大事です。

そこから、長いおつきあいが始まることもあるのです。

 

今回こちらの実例では、オーナー様の半生を語っていただいていますが、ありのままの言葉をひろうようにしていました。

必ずしも、明るくきれいな内容・言葉だけが、読み手の心をとらえるとは限りません。

人生の紆余曲折を経てこられたこその素直な思いが、ご縁やファン、応援へと結びつくのです。

 

メニュー(商品・サービス)ページで意識したいこと

メニューページに関しては、ゴールが「ご予約」「お申し込み」になるので、少しつくり(展開)意識した方がいいことがあります。

それは、できるだけひとつのページ内で、商品の詳しい紹介からお申し込みまでの「流れ」を完結させること。

そのためには、商品の説明だけではなく、不安や疑問を取り除いたり、安心感や信頼性(質の高さ、安全性についてなど)を伝えることも必要になります。

(↑ ここは「樹のワーク」で整理する、鳥さんと果実のゾーンの項目にあたりますよ)

 

たくさんの要素が出てきますが…

「じゃあ、それ、どうまとめたらいいの??」という方のために、書き方の展開パターン2つをご紹介しますね。

 

①ひとつは「5W2H」をおさえた書き方です。

これは記事の書き方の基本ともされています(5W2Hについては、下の図をご覧ください)

商品・サービスのことについて簡潔にまとめるなら、こちらのパターンが分かりやすいです。

「読みやすさ」が重視されていますし、書き手にとっても進めやすいはず。

書き手・読み手の双方にとって、頭の中を整理できて、スッと理解しやすいと思います。

商品主体の書き方ともいえるでしょう。

 

②もうひとつは「AIDMA(アイドマ)理論」に沿った文章展開です。

初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんね。

これは、LP(1枚モノの販売ページ、ランディングページと呼ばれます)をつくるときに、よく用いられるパターンです。

 

AIDMAとは、マーケティングを学ぶとよく聞かれる概念で、アメリカのローランド・ホール氏が提唱した「消費者購買行動モデル」のこと。

下の図にまとめていますが、人がものを購入するときは、

注意をひかれて(Attention)関心をもち(Interest)

「ほしい!」という気持ち(Desire)がふくらんだところに

頭に残るような「期間限定」や「お試し価格」などの言葉が契機となって(Memory)

購入にいたる(Action)

 

ざっくりと、こんな心の動きが起きているそうです。

この心の動きに沿って文章を置いていくと、自然と読まれやすい(買われやすい)と言われています。

つまり、商品というよりは、お客様側のニーズを先回りしてくみとり、アプローチする、心理主体の書き方といえるでしょう。

 

 

ただ、このAIDMAの流れを意識しすぎると、文章が長くなったり、大ボリュームになりがちです。

「ページが長すぎて読みたくなくなる」「売り込まれているみたいでイヤ」と感じられることも、ややあるかもしれません。

(わたし自身も、あまりに長~いページは、もうその時点で不親切な気がしてしまい、読まずに飛ばしてしまいます…)

 

また、このモデルが提唱されたのは、アメリカが大量消費の時代。

このサイトに訪れてくださるような方が、お客様となる方にお届けしたいものは、「無形サービス」(なんらかのサポートやコーチなど)ということが多いです。

あまり買うことをたきつけるような流れに偏らず、「気持ちにアプローチする」エッセンスを取り入れたらいいのかなと思っています。

 

いずれ

「AIDMAの流れをベースにしながらコンパクトに…」

「5W2Hの書き方であっさりシンプルに!」

どちらでもお問い合わせは入るものですし、何が正解というのはありません。

お客様となる人にとっての読みやすさ、理解のしやすさ、特性を意識しながら、しっくりくる流れを探ってみてほしいです。

 

そして、必ず「申し込み先」へのご案内(電話、メールアドレス、LINE登録、リンク、フォーム、ボタンなどの設置)を忘れないようにしましょう。

 

今回うららか様のホームページでは、メニューページ(カウンセリングヘアケア相談よもぎ蒸し)を3つ作成しました。

ひとつのページ内でお問い合わせまで完結するよう、やんわりAIDMAの流れをくんで構成していますが、適度なボリュームを意識しています。

 

文章と写真、どっちを先に用意する?

とくに、AIDMAの流れを意識したページのつくりでは、文章(ページ)が長くなってくると、読む気がとんでいってしまいがちです。

なので、写真やイラスト、図解、動画で見せる(解説する)などの視覚的なアクセントを、要所要所に入れ込む工夫は欠かせません。

 

ちなみに、文章と写真、どちらを先に準備するの?と聞かれたら(あくまでわたしの場合は、ですが)

どんな写真/図表/図解/イラストを使うか、そのセレクトを先にします(もしくは自作します)。

ページの骨子や流れを先におさえておくのです。

 

読み手にとっては、文章を追うのは疲れる作業。

目で見て瞬時に伝わるビジュアルものがあれば、その力を優先します。

 

写真や図解をみて分かることなら、わざわざ文章で重複して伝えなくてもいいですよね?

逆に、視覚的に伝わらないこと(あなたの思いやポリシー、触りごこち、におい、味、音など)があれば、それを文章で補足していけば、読み手の理解に奥行きが出ます。

そうすると、文章を書くときのロスも少なくてすむのです。

 

定期的にホームページの内容を見直し、メンテナンスを

さて、最後にお伝えしたいのは、ホームページは「できたら終わり」ではなく、ここから「メンテナンスしながら育てる」ものということです。

事業内容に変化があったり、値段が変わったりするタイミングはもちろん、定期的に見直しをしていきましょう。

 

わたしもよくやらかしてしまうのですが…w

リンクが生きているか

フォームが正しく動作するか

PCとモバイルでの見え方に差異はないか

今の自分の方向性と合っているか

このへんのチェックには、気を払いましょう。

 

ご指摘くださる方がいればありがたいですが、みなさん優しいので、あまり言ってくださいません笑

メニュー変更などあると見落としがちで、うっかり前のリンクを貼りっぱなしでした… ということは、わたしも度々やってしまいました。

ホームページは、24時間営業のウェブ窓口ですので、「身だしなみ」には気をつけて育てていきましょう。

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